PAさんってどんな仕事なのかな?
現場での様子を見てみたいな!
こういった人向けの記事です。5分ほどで読める文章量。
この記事を読むとPAさんの1日の様子がわかります。
記事内では実際の音響現場の写真なども出てきます。
- PAカンパニーに所属
- 音響歴10年
- ライブハウス経験
- RECスタジオ経験
- 大規模ツアー経験
- ホール音響経験
- 舞台調整技能士二級
- 第二種電気工事士
※紹介制度があるサービスは紹介リンクを貼っています。
PAさんの仕事に密着してみた・後編【音響オペレーター】
こんちわ。PAブロガーのイチローです。お、PAブロガーっていいね!おれ今日からPAブロガーになります。
そんでね、先週あたりに書いたPAコラム「PAさんの1日に密着してみた」の後編を書いてみようと。
えーっと……?どこまで書いたっけ?・・・そうそうリハーサルまで書いたよね。うんうん。よし。
そしたら今日は公演の中身・・・いわゆる本番〜撤収までの流れを話してみます。
PAってさ、本番のポジションにもいくつか種類があるんですよ。
この前ちょっと話したけど、フロントのPAさん。これはFOHって呼ばれているポジションで、そのツアーだったりイベントのチーフPAが担当します。
そんで舞台袖のPAさん。これがモニターPA。このポジションは現地で外注化されることも多いけれど、大きめのツアーなんかだと、ツアークルーに組み込まれてることがほとんど。
これ以外のポジションを現地音響が請け負います。どんなポジションかはイベントによりけり。
例えば音楽関連のイベントだと、舞台上の転換要員としてのPAが必要になってくるし、
演劇関連のイベントだと、FOHの横に付いて音源を叩く(音響効果)PAが必要になってくる。
プレスリリースとかレセプションみたいなイベントだと、ヘッドセットとかピンマイクをつけるPAが必要だし、
クラブイベントみたいなものだとDJに対応できるPAが必要になってくる。
そんでね、このへんのポジションって、発注が来た段階で宿命付けられていることも多いんだけど、仕込み中の雑談で決まったりすることも多いの。
PAエンジニアとは、電気音響設備を用いて公衆伝達(PA:Public Address)を行う技術者である。音響機材の操作のみならず、システム設計、施工、メンテナンスに至るまでの幅広い技術的知識と技能及び演目に関する深い知識が要求される。日本においては録音スタジオが都市部に集中しているのに比較してPAエンジニアを必要とする現場が全国に散らばっており、PAエンジニアは国内全般で活動している。
Wikipediaより
PAさん(音響オペレーター)・リハーサルが終わったら〜本公演
はい、そんな感じで本番ポジションが決まり…
リハーサルが済んだら、最終調整して客入れです
最終調整っていうのはなんなの?
バッテリー使ってる機材は新品に交換したり…
マイクスタンドを増し締めしたり…
舞台監督さんと段取りの最終的な話をしたりかな
けっこう地味な作業だね…
PAの仕事は90㌫が地味な作業だよ
本番は何が起こっても言い訳できなからね
重ねての準備が本当に大切なのです
なるほどね〜
本番中はどんな風にして過ごしているの??
リストにまとめてみるよ〜
- 【FOH】客席中央のミキサーの前で本番中も音響調整を続けます
- 【モニターPA】舞台袖のミキサーの前で本番中もモニター調整を続けます
- 【舞台転換PA】舞台監督さんのキッカケまで舞台袖で待機しています
- 【音響効果PA】FOHのとなりに座って舞台監督のキッカケを待ちます
- 【ポジションがないPA】楽屋で寝ます
キッカケをくれる人は演出家だったり代理店の担当の人だったり…細かいこと説明しだすと収集つかなくなりそ。
まぁ、このような感じでPAってその日によって本番のポジションとかが違いますのん。
ポジションが違うと、実際にする仕事の内容も違いますのん。説明が難しいですのん。
このへんの細かいポジションの違いっていうのも、記事にしてみると面白いかもしれないなぁ。
それぞれのポジションで、いわゆる【ゴッドハンド】みたいに呼ばれている人たちがいてさ。
そういう人は、PAの中でもスペシャリストとして扱われていたりします。ギャラ高かったりします。
ほら。美容師さんってさ、トップのボリュームにすげぇこだわりを見せるじゃない?それと同じでさ。
PAも各々の得意分野で並々ならぬこだわりを見せる人がけっこういる。
ちょっとトラウマだもんね。初めて行った美容室。「ちょっと無造作な感じにしときますねー」なんつって。
(わーすげぇボリューム出てきた・・ちょっと攻撃的なガッチャマンみたくなってきた・・)
イチローはガッチャマンなんかじゃないんです。まだヒヨッコなんです。ぴよちゃんPAです。ぴよぴよ。
PAさん(音響オペレーター)の1日・終焉〜撤収
はい、ってことで無事に終演しました
おつかれさまでした!
さて、帰ろう!
帰りたいよね〜
帰れないよね〜
撤収作業はどんなことをするの?
いろんなところのケーブルを抜いて
たくさんケーブルを巻きます!!
主にケーブルを巻くのね!笑
他に気をつけることはなに??
うんうん…おっけ
それじゃリストにまとめてみるよ〜
- 撤収作業の打ち合わせも本番前に各セクション通じて行なっています(バラ打ち)
- 撤収する順番なども事前に決まっていることが多い・わからないことは舞台監督に確認
- 壊れやすいマイクなどの細かい機材は早い段階で逃しておこう
- PAの基礎・アウト側から電源を落とすよ(例・スピーカー→アンプ→→ミキサー)
撤収の作業内容も、その日のイベントごとにだいぶ変わってきます。
ライブハウスとか一番ラクですね。スピーカーバラさなくていいからね。マイクも借りれるもの多いし。
フェスとかは自分の担当のバンドだけ終わっちゃえばライブハウスと一緒。そこでおつかれさまって感じ。
ホールとかスタジアムでやる公演ってのが、かなーり大変。撤収作業で24時回るとかヘーキであります。ぴえんです。
そんでね、一番事故が起こるのが多いのが撤収作業だったりするんですよ。
本番が終わった脱力感とか・・・時間帯的にも疲労感が出てきたりとか・・・いろんな要素があります。
なので、一番はケガに気をつけなくてはなりません。電源周りを触るときは特に注意です。感電してドリフの高木ブーみたいになります。
もうね・・パーマは似合わないから、かけるなってアレほど口酸っぱく言ったのに・・あいつ!って先輩に叱られます。
うそです。マジメに言うと、舞台で使う電源は電圧も電流値も一般のものの比じゃないくらい高いです。ふざけてるとマジやばいぞ。注意!
PAさんの仕事に密着してみた・後編【まとめ】
ってな感じでザーッとPAの1日をまとめてきました。
うん。どうだろ?どうでした?どんな感じ?読んでみて。ねぇ。
延々と仕事の話しかしないブログってなんなん?って思うし、まぁでも特化ブログってこんなもんだよな?とも思うし、たぶんもっとちゃんとしたPAの人に怒られそうだな…とも思ってる。
イチローは怒られるのが嫌いなので怒らないでください。この世に誤解はありません。解釈の違いがあるだけです。わたしはそう思うのです。
まぁ、文章とか構成はさておき、現場の写真とコメントでなんとなくさ、PA目指そうとしてる学生とかに雰囲気が伝わればいいなって思う。
このブログ読んで「うわっ・・・PA無理やわぁ・・・」って思っても全然いいと思う。
とにかく業界の情報を少しでも多く仕入れてから、判断すればいいと考える。
これからもさ、こんな感じでゆる〜くコラム〜な感じで業界のこと書いてみるからさ。見にきてやってくださいね。
では、あっしはこのへんで。次回は音響機材レビューに戻ります。
おつかされまでした〜
次回はカントリーマン TYPE10について書くよ〜
音響コラム編、おつかれさま!
また見てね!
この記事の感想は個人による独断と偏見によるものです
→音響機材の買取なら【フジヤエービック】がオススメ!