なんで【MS-101】ってこんなに使われてるんだろう?
実際のチェック音源と専門家のレビューが見たいな!
こういった人向けの記事です。5分ほどで読める文章量。
この記事を読むと業界でMS-101が使われている理由がわかります。
記事の後半で実際にマイクチェックしている音源も出てきます。
- PAカンパニーに所属
- 音響歴10年
- ライブハウス経験
- RECスタジオ経験
- 大規模ツアー経験
- ホール音響経験
- 舞台調整技能士二級
- 第二種電気工事士
※紹介制度があるサービスは紹介リンクを貼っています。
モニタースピーカー・YAMAHA MS101レビュー【小型パワードスピーカー】
こんにちは。ちょいちょいPAやってますイチローです。
今日の機材は【YAMAHA MS-101】です。どこにでもあるパワードスピーカーですね。使いやすいっす。
これもね。雑に使われがちなんですけど、なかなか素晴らしい機材なんですよ。
10㌢っていうかなり小さい口径で出力は10W程度なのに音の解像度は高いし…
パワードスピーカーなのに一発30W以下という低燃費だし…
なにより軽い!2㌔ちょっとしかない!この取り回しの良さはすごい。アタッチメント使えばスタンド立てもできる。神。
そんなわけでPA現場的にはバックヤードモニターとして使われることが多いね。運営系とかロビー周りの仮設スピーカーってことです。
さすがにステージで使うにはパワー不足だけれど、家で音楽聴くには十分すぎる音量。
宅録なんかにはもってこいなので、そういった用途でスピーカーを探してる人がいるなら、一回試しに触ってみてほしい。
【YAMAHA -MS101】のイチローの印象はこんな感じだよ
- どこにでもあるモニタースピーカー
- 価格面でも電力面でもとにかくコスパがいい
- 手元にボリュームがあるのでPA的には気楽
- ちゃんと聴くと割といい音がする
「割といい音がする…」ってwww
あんまりちゃんと向き合ったことなかったんだよね…機材として
まぁここはざっくりとした印象を語る場所だからいいのよ
58の時もそうだったけど…
普及している機材にはきっと理由があると思うの
イチローの記憶の中ではそれほど印象に残っていないスピーカーのMS-101。
わざわざこのスピーカーを語るPAに出会ったことがない。酒の席でこの機材の話はまずしない。
イチローはこのブログを書こうと決めた時に考えた。使う頻度の高い機材から順番に書いていってみようと。
そうしたらかなり早い段階でこのMS-101に行き当たってしまった。正直需要があるのかは不明だが思いついてしまったのだから仕方ない。生産終了品やでしかし。現行品はシリーズ4。俺がレビューするのはシリーズ2。
このMS-101のシリーズ2。いまだに全国各地の劇場やカンパニーで現役選手として使われている。脅威。
なんで生産やサポートが終了してなお、MS-101は全国各地で生き残っているのだろうか?
なぜヤフオクやメルカリでそれなりの値段(モニタースピーカーにしてはかなり安価だが)での取引が続いているのだろうか?
今日はそんな【YAMAHA MS-101】の魅力の謎に迫ってみたいと思う。
モニタースピーカー・YAMAHA MS101のスペックについて
フロントパネルにマイク入力を搭載したデスクトップ型ユーティリティモニターの新たなスタンダードモデルMS101は、シンプルかつ充実した機能で、抜群の使い勝手を実現します。
YAMAHAより
スペック的に見ると【YAMAHA SP-101】はこんな感じのスピーカー
- 誰にでも扱える簡単設計のパワードモニターである
- 消費電力が低いコンパクト設計なのに出力は十分
- フロントパネルにインプットがあるので宅録勢にも人気
- 重量が軽いので取り回しがラク
使いやすそうなスピーカーなのはわかる
この価格帯でちゃんと独立したEQもついてるしね
宅録する人にはちょうどいいと思うよ
こんなに小さいのにちゃんとモニターできるの?
この小ささとは思えないほどの音量が出るからね
普通の一軒家とかマンションに住んでる人には十分すぎるよ
ここに記載したスペックはMS-101の第4世代のものだけど、前世代のものと比較してもそれほど仕様が変わっていないので参考になると思う。
現行品である第4世代のMS-101を買うなら、第2・第3世代の中古品を探している人が多い印象だ。
基本的なことだけどマイクイン・ラインインがちゃんと独立して存在していて、フロントパネルにインプットがあるのが本当に嬉しい。
音質的にもこの価格帯のものの中ではかなり良い。おっと話題が変わる時には見出しをつけなくてはならない。
モニタースピーカー・YAMAHA MS101を実際に使ってみた・音質について
そんなわけでMS-101も手軽に触れる機材の筆頭であるからして、今回も実際に鳴らしてみました。
前回までのマイクチェックの作業環境とは異なるので、あくまでも質感を掴んでもらうことを目的にしています。
ちなみにざっくりと作業環境についても記しておきます。
マイクは58。ミキサーはMG10。コンシュマーな環境を目指してみました。
実際にチェックしてみたYAMAHA SP-101の音源がこちら
家で鳴らしたらうるさそう…
そうなんだよ、こんなに小さいくせになかなかの音量が出る
思ったよりも低音も出るし小さいのにすごい!
今回のチェックで使用したMS-101の第2世代はかなりの年代物だから
さすがにS/N特性は悪いけど…現在でもさまざまな現場で重宝されている
まとめると【MS-101】ってスピーカーはこんな感じ
- 思った以上に音量感と低音がすごい
- 使い勝手が何かと良すぎるので現場でも使用され続けている
- 安価なので宅録にもおすすめ
- S/Nは気になるかも…電源の取り方に気をつけよう
モニタースピーカー・YAMAHA MS101レビュー【まとめ】
という感じで今日は【YAMAHA -MS101】について考察してみました。
ヤフオクとかメルカリを見てみると、第2世代とか第3世代の中古品出品も多いです。安いしこだわりがないならこっちでもよさそう。
あんまりお金をかけたくない人は現行品じゃなくても、今回紹介した音源くらいのクオリティにはなりますよ。
正直PA目線で語るところの少なかった機材だけど、根強い人気のあるスピーカーなので紹介してみました。
こんな風に音響屋さん目線だけじゃなくて、DTMしてる人たち目線の記事も書いていけたらいいな。
今日も最後まで付き合ってもらってありがとうございました。
次回はDIの【Countryman TYPE85】をレビューしてみるよ
DIって全部一緒じゃないの?
またみてね!
この記事の感想は個人による独断と偏見によるものです
→音響機材の買取なら【フジヤエービック】がオススメ!