
マッキーのモニター【SRM150】って宅録に使えるかな?
実際のチェック音源と専門家のレビューが見たいな!
こういった人向けの記事です。5分ほどで読める文章量。
この記事を読むとMACKIE SRM150の特徴がわかります。
記事の後半で実際にマイクチェックしている音源も出てきます。


- PAカンパニーに所属
- 音響歴10年
- ライブハウス経験
- RECスタジオ経験
- 大規模ツアー経験
- ホール音響経験
- 舞台調整技能士二級
- 第二種電気工事士
※紹介制度があるサービスは紹介リンクを貼っています。
モニタースピーカー・マッキー SRM150レビュー【宅録にどう?】
ご無沙汰様です。夏はどうしても忙しくなっちゃいますよねPAやってる方のイチローです。
リバウンドっていうの?インパウンドっていうの?
なんかコロナ明けたの?っていうくらい忙しい。いや、これが通常のシフト量だったんだなぁ。
そう思うと、この業界の人たちって、もともと働きすぎだったんだなぁ・・・とか改めて考えてしまった。
おっと違う違う、今日は機材の話。【MACKIE SRM150】っていうモニタースピーカーがありましてね。けっこう使い勝手がよかったのでレビューしてみようかなと。
色々な入力端子を備えていたり、パラ出力が付いていたりして、単純なモニタースピーカーというよりは、ボーカルアンプとか簡易的なミキサーとして使えそうな感じ。



イチローの【MACKIE SRM150】の印象はこんな感じだよ
- 1.5アンペアしか使わないのになかなかの出音
- バックヤードモニターとしての使用が多いなぁ
- 手元でいろいろ調整が効くので手っ取り早くて便利
- え?ブームスタンドに刺さるの?便利!



バックヤードモニターってなに??



イベントの運営・制作さんが聞くようのスピーカーだね
楽屋・ロビー周りに仕込むよ



そんなところにもスピーカーを用意するのね



場所によっては必要になるよ
イベントってひとくちに言ってもいろいろあるし・・
学会とかレセプションとか、お堅い仕事も多いからね
そんなわけでけっこう現場でお世話になることの多いSRM150。
「ちょっと音量上げてー」とか・・・「ちょっと低音切ってー」とか・・・いちいち卓を触らないでその場で対応できるから、バックヤードモニターに最適なんですよね。
素人さんにも操作してもらいやすいし、安価で性能も悪くない。その場で58を刺せばそのままボイスアンプにもなる。誘導マイクとかにも最適。
他の用途だと、路上ライブやってる人とかにもいいんじゃないかな。3チャンネル入るからボイスとギターの弾き語りとかすぐできちゃう。ミキサーも兼ねているからバランスも取りやすい。
ザッと使うことが多かったスピーカーだけど、性能を改めて見てみると新しい発見がありそうだ。
ってことで今日は【MACKIE SRM150】のお話。








モニタースピーカー・マッキー SRM150のスペックについて


小型で持ち運びに便利なMACKIE(マッキー)のパワードスピーカーSRM150は、3chのミキサーがついており、簡易PAとしても使える1台です。
サウンドハウスより



スペック的に見ると【MACKIE SRM150】はこんな感じのスピーカー
- 3バンド・イコライザーが付いていて手軽な調整ができる
- マイクインにファンタム電源まで実装していてコンデンサーマイクに対応
- 5インチというサイズながら100Hz ~17.5kHzの周波数を再現
- フォンコンボ x3とRCA入力にXLR出力まで付いてスピーカーっていうか簡易卓って感じ



ちっちゃいスピーカーなのになんだか色々付いてるんだなぁ・・・



スピーカーっていうか本当に簡易ミキサーって感じがしてくるね
RCAのステレオ入力もあるからiPhoneとかの音源も流せるし



でも、お高いんでしょぉ・・・??



それがね、サウンドハウスで30000円前後で買える!
小さいブーススタジオだったら、全然これでいけちゃいそう!
30000円かぁ・・・この出力だったらブーススタジオのボーカルアンプとしては十分だろうな。
解像度が100Hz ~17.5kHzの範囲なので、シビアなミックスとかレコーディングには使えないだろうけど。
それでも住宅事情が厳しめの物件でDTMしてる人にはありがたい性能だと思える。
入力が豊富で消費電力が少なめで手元で調整も可能なのはやっぱり宅録勢にも優しい仕様だ。
地味にマイクスタンドへのアタッチメントが付属してるのも好感度高いよね。
インシュレーターいらないし、ゲーミングチェアとかで作業してる人も高さ調整しやすい。
モニタースピーカー・マッキー SRM150を実際に使ってみた・音質について




ってことで今回も近場にゴロゴロ転がっている機材だったので、チェックがてら音出ししてみました。
使いやすいね、初見でもぜんぜん迷わないで使える初心者に優しい機材って感じ。
環境は前回のMSP3の時と一緒。あんまり環境変えちゃうとますます参考にならないと思ってます。サボってるわけじゃないです。
マイクは58。ミキサーはMG10。今日もシンプルな環境でワンツーワンツー。







実際にワンツーしてみた【SRM150】の音源がこちら



思ったより音圧感あるねぇ?



メイン・ボリューム12時〜2時くらいでこれだけ出るからね
3時くらいまで上げちゃうと歪み始めるから58だとこの辺が適正かな



3時過ぎまでボリューム上げて使っちゃうと
このスピーカーは壊れてしまうの??



SRM150は過入力の際には保護リミッターが働くから
スピーカーが飛ぶことはないと思うよ
このへんも素人さん向けに出しやすい機材だと言えるね





まとめると【SRM150】ってスピーカーはこんな感じ
- ユーザーに優しい設計で聴きやすい音質でコスパが良い
- メインボリュームは3時くらいから歪んでくるのでヘッドルームは狭め
- 直接入力できる上にバランスも取れるのでストリートライブやプレゼンなど用途が多彩
モニタースピーカー・マッキー SRM150レビュー【まとめ】
こんな感じで今日は使い慣れたマッキーのモニタースピーカー【SRM150】について書いてみました。
マッキーは安価で使い勝手も良くて、小規模のイベント現場でよく使われる印象があるんだけど、
どの機材も総じてヘッドルームが狭い気がするんだよなぁ・・・音はカリッとしてて結構好みなんだけど。
このモニタースピーカーもこれだけ入出力備えててこの値段はすごいよね。
5インチサイズの小型スピーカーってこともあって、低域は160Hzから下がロールオフしちゃってるけど、そこが音質的に許容できるなら選択肢には十分入ってくると思える。
気になっている方は、ぜひ一度楽器店などで試してみてくださいね。
今日も最後まで付き合ってもらって、ありがとうございました。



機材の写真がなくなってしまったので
次回からはしばらく音響コラムが続きます・・・



コラムも読んでね〜!






この記事の感想は個人による独断と偏見によるものです