ダイナミックマイク・SHURE BETA58Aレビュー【指向性・周波数】

ボーカルマイクの【BETA58A】が気になる!
実際のチェック音源と専門家のレビューが見たいな!

こういった人向けの記事です。5分ほどで読める文章量。

この記事を読むとSHURE BETA58Aの特徴がわかります。

記事の後半で実際にマイクチェックしている音源も出てきます。

この記事を書いてる人・イチロー
  • PAカンパニーに所属
  • 音響歴10年
  • ライブハウス経験
  • RECスタジオ経験
  • 大規模ツアー経験
  • ホール音響経験
  • 舞台調整技能士二級
  • 第二種電気工事士

※紹介制度があるサービスは紹介リンクを貼っています。

ダイナミックマイク・SHURE BETA58Aレビュー【指向性・周波数】

こんにちは。PAのイチローです。久しぶりにブログ書いてます。

今日の機材は【SHURE BETA58A】ですね。個人的に質感がとても好きなダイナミックマイクです。

指向性とか周波数特性が、無印ゴッパーよりもモダンな印象。高域に特性があってエッジが立つ。

「カラッとしてるよね」とか「明るい印象だよね」とかPAさんたちは言っている。

そんな抽象的なセリフたちを可視化するべく、今日は文章を書いていってみようと思います。

ちなみに、そんな質感のせいか、女性ボーカルの方が好んで使うイメージがありますね。

イチローの【SHURE BETA58A】印象はこんな感じだよ

  • 無印58よりも指向性が鋭くて爆音でもハウリングしにくい
  • 無印58に比べて高域に特性を持ち、音抜けが良い
  • ボイスに特化した作りになっていて、女性が好んで使っている
  • 青い輪ゴムと緑のボディがクールで「おっ!ベータだ!」ってなる

最後の「おっ!ベータだ!」って印象いる?

実際出音もモダンで使いやすいんだけど・・・
「見た目が気に入っている」って人にも会ったことあるよ

機材の見た目ってそんなに重要なの??

演者とかアーティストとかは大切だよね
その機材を使ってテンションが上がるならそれだけで価値がある

つまり結論から言うと、ベースは58なんだけど、指向性がより鋭くなってノイジーな音響現場で好んで使われているダイナミックマイクってことですね。

ラウドなロックとか、爆音のガレージバンドとかの現場のコーラスマイクなんかで良く見かけるのは、そういった要因かと。

言い換えれば、雑音が入りがちな環境で宅録してる人なんかは使ってみると音質改善が見られるかもしれない。

ってことで今日はダイナミックマイク【SHURE BETA58A】の話。

SHURE BETA58Aの画像
サウンドハウス
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SHURE BETA58Aの指向性&スペック・特徴について

SHURE BETA58Aの画像
SHURE BETA58A
SHURE BETA58Aのポーラパターン
SHURE BETA58Aの指向性

ボーカル用マイク、SM58より音圧が高くLIVEにも適しています。特に高域の音抜けに定評がありテレビのライブ演奏のボーカルマイクとしてもよく使われています。

サウンドハウスより

スペック的には【BETA58A】はこんな感じのマイク

  • 超単一指向性によってハウリングに強い
  • 鋭い指向性が全周波数帯域で再現されてるのがすごい
  • つまり収音軸を外れた時のカラーレーションの影響が少ない

カラーレーションってなに?

反射音との干渉によって実際の出音
が変化して聞こえてしまう現象のことだよ

なんでこのマイクはそれが少ないの?

すべての周波数帯域で
ほぼ同様のんポーラパターンを再現しているからだね

???

マイクは構造上、どうしても周波数ごとにポーラパターンのバラつきが出てきます。

その中において【BETA58A】は、全周波数帯域において、かなり近い指向性を作ることに成功している機材なのです。

そのためカラーレーションと言われる、マイクから口元が外れた時の音色の変化の影響を、最小限に抑えることができる。

とはいえこれはPA目線での話で、多くのダイナミックマイクと同じように、マイキング次第で音量も音質も大きく変わってくるので、配信用のマイクには適さないですね。

配信用のマイクを探している人は、現状では部屋を静かにしてコンデンサーマイクを使うか、音質を犠牲にしてヘッドセットを使うかどちらかになるでしょう。

とはいえ【BETA58A】はライブ感を集音できる良マイクなので、PAさんはもちろん、宅録さんにもオススメできるダイナミックマイクです。

SHURE BETA58Aを実際に使ってみた・音質の特徴

音響現場の写真
SHURE BETA58Aのチェックをしていきます

そんなわけで、BETA58Aも会社の倉庫に転がっていたので、実際にワンツーしてみます。

ボイス特化の超指向性がウリのマイクなので、ワンツーでなんとなく質感が掴んでもらえたら幸いです。

作業環境はいつもの通り。スピーカーはNEXO-P12を使用。アンプはNXAMP-MK2。HAとフィルターは写真の通り。ミキサーはRIVAGE。

音響現場の写真
100Hzから下をローカット
音響現場の写真
HAはやっぱり30〜35の間
音響現場の写真
NXAMPの設定も

実際のチェックしてみたBETA58Aの音源がこちら

わぁ!無印58に比べて「パキッ」とした印象!

高域に伸びがあるよね
周波数特性表がちゃんと音質に再現されているね

SHURE BETA58Aの周波数特性
SHURE BETA58Aの周波数特性

ほんとだ、高い方に向かって伸びていってる

4kHzくらいにピークがあると抜けが良いよね
女性ボーカルに好まれるのもわかる

低い方が点線になっているのは何?

無印58にもあった「近接効果」ってやつだね
マイクに近づけば近づくほど200Hz周辺がグッと盛り上がる

逆にマイクから離れるほど低域は失われていくのね!

音響現場の写真
ポールマッカートニーも愛用

まとめると【SHURE BETA58A】はこんな感じ

  • 無印58に比べて指向性がかなり狭い!
  • ポーラパターンの範囲内では周波数特性が変わらない!
  • 頑丈・丈夫で近接効果があるのは無印58と一緒!
  • 緑のボディがクールだけど、握り込んだ感じは無印58と一緒!

ダイナミックマイク・SHURE BETA58Aレビュー【まとめ】

こんな感じで今日は【SHURE BETA58A】をレビューしてきました。

被りこみを抑えたい宅録さんと、ハウリングを抑えたいPAさんにオススメのマイクってことがわかりましたね。

高域の感度の高さと、指向性の鋭さ、安定した音質がこの記事で可視化できたんじゃないかな、と思っています。

PA仕事でもたまにトークバック(ハウスPAが使うマイク)でBETA58Aを使ったりするんですが、聞き取りやすく感じますね。

素子の話をすれば、ネオジウム磁石を採用していて出力が高めのマイクです。

音響学的に高出力な信号は、S/N上とても有利なので、安価なマイクを使って歌やバンドの練習をしている人は、BETA58Aを一度使ってみると新しい世界が開けるかもしれませんね。

ってことで今日はこのへんにしておきます。最後まで読んでもらってありがとうございました。

次回は【SONY C-38】レビューしてみるよ

落語・漫才でおなじみのコンデンサーマイク!
また見てね!

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サウンドハウス

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